大人気「ラブライブ!サンシャイン‼︎」で高海千歌を演じている杏ちゃんこと伊波杏樹さんが出演する舞台「銀河鉄道999 さよならメーテル〜僕の永遠」を観劇してきました!
今回の舞台、メーテル役は杏ちゃんと木下晴香さんのWキャスト。今回は5月10日公演と公演終了後のいな民限定「たうんRadio公開収録 in 銀河鉄道999 梅田芸術劇場」公開収録の様子をお伝えします!
GWに休みをとって行けなかった方も、ラッキーなことにチケットを取れた同士も、公演や公開収録の様子、現場の空気感、会場の雰囲気をシェアしましょう!
銀河鉄道999のネタバレと感想
「銀河鉄道999」の簡単なあらすじ
舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界(テレビアニメ版では第1話冒頭のナレーションで西暦2221年と設定)。宇宙の多くの裕福な人々は機械の身体に魂を移し替えて機械化人となり永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることができず、機械化人の迫害の対象にされていた。そんな中、機械化人に母親を殺された主人公の星野鉄郎が無料で機械の身体をくれるという星を目指し、謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号に乗り込む。
引用元:Wikipedia「銀河鉄道999」あらすじより
1977年に発表された「銀河鉄道999」は今もなお語り継がれる名作です。
更に驚くべきことに、原作者である松本零士先生(1938年生)は小学生の頃からこの作品の構想を考えていたということです!
そんな超名作であり、大作である作品の「メーテル」という主要キャストとして杏ちゃんが出演したのだから、杏ちゃんの努力が認められているということです。
今回の公演のネタバレ
鉄郎は、長い旅の末に全人類機械化を推進する機械伯爵を戦士の銃で撃ちとります。かつては機械化人になって永遠の命を望んだ鉄郎でしたが、旅を通して「限りある命」を真剣に考えてきました。そして一つの結論にたどり着きます。
「限りがある命だから、人間としての心を忘れないように生きることの大切さ」
です。
そして、旅の目的を「機械化人になること」から「機械化母星を壊すこと」に変えます。永遠の命の替わりに、機械化は人間の心を忘れさせてしまうと考えたのです。
目的を新たにした鉄郎とメーテルを乗せて、銀河鉄道を走る999号は旅の終着駅「機械化母星」を目掛けて進みます。
機械化母星に向かう途中、時空の歪みに遭遇した999号。そこにはメーテルそっくり、そして鉄郎そっくりの人物が乗車していたのです。時間軸だけが異なる過去の999号が突然現れ、衝突してしまいます。
衝突し、不時着(墜落)した惑星で鉄郎はメーテルと逸れてしまいます。替わりに鉄郎そっくりの人物「ハミル」という青年と出会います。
旅の最初の頃の鉄郎のようにハミルは機械化されることを望んでいました。それは、機械化人になれない貧しい人達を、人間牧場から救うためという自らの信念があったのです。
鉄郎もハミルも、唯一の家族を機械化人によって殺されていたという悲しい共通の過去をもつ二人。
やがてハミルは機械化人となり、機械化人たちの英雄「機械伯爵」として機械城に住まいます。鉄郎の前に立ちはだかった機械伯爵こそ、このハミルだったのです。
機械伯爵の過去を知った上で、もう一度彼との対峙をさせられます。
機械伯爵を打ち倒すことをためらう鉄郎は悩みます。
それでも最初の信念から脱線してしまった機械伯爵、即ちハミルを撃ち倒すのでした。
ついにやってきた終着点。なんと、その名前は「機械化母星 メーテル」。
メーテルは母親である女王「プロメシューム」によって、惑星「ラー・メタル」の部品にするネジの材料になれる人間を機械化母星へと連れてきて、人間をネジにさせるという運命をもたされていたのでした。
プロメシュームによって捕まってしまう鉄郎。
しかしメーテルは、自分の運命に疑問を抱いたのです。鉄郎との旅の中で。
そして自分で運命を掴み取ろうと、父親「ドクターバン」の魂が込められたペンダントの力を使い、「機械化母星メーテル」を壊すことを決意しました。
「機械化母星メーテル」は爆発し、なくなりました。ギリギリのところで999号に乗って逃げ出した鉄郎とメーテルがホッとしたのも束の間、プロメシュームが999号に現れます。
メーテルは運命と決着をつけようと、母親のプロメシュームに向けて戦士の銃を構えます。
そこに、メーテルの実姉で、宇宙海賊としても有名なエメラルダスが駆けつけます。
「エメラルダス、貴方はその強さで妹を守りなさい。」
「メーテル、貴方ははその優しさで姉を支えなさい。」
機械化人になる前の、まだ温かかった頃の母親の教えを守り、エメラルダスがメーテルの代わりにプロメシュームの眉間を撃ちます。
エメラルダスはその強さで、メーテルはその優しさで、それぞれの運命を選び取りました。
「機械化母星を破壊する」という鉄郎は旅の目的を達成しました。
しかし、メーテルは「今度は自分を探す旅に出る」と999号に乗ってしまいます。
メーテルを見送りながら、鉄郎は宇宙海賊のハーロックの言葉「旅人であり続けろ」を胸に、メーテルとは別々の道を進み、次なる旅を進みます。
感想
東京公演と合わせても、何度目になるのでしょうか。何回も見ていますが、その度に「今日の中川さん(鉄郎役)、こんな感じなんだな」というのがあり、それに触発される形で杏ちゃんのメーテルの喋り方や車掌さん、クレア、ハミルのテンション感も違ってきていました。
この大阪公演初日でのメーテルは、東京と比べると少し表情が豊かだったように感じました(主観です)。
それも、中川さんが東京公演以上に少年らしく、いい意味で無邪気さをさらに発揮していたからかもしれません。
特に、メーテルとはぐれ、ハミルと意気投合して「宇宙で一番わからないのは!」の後。
二人で「メーテルだ!」と声を合わせるところをハミル役の前山さんにだけ言わせて「言えよ!」とツッコませるところなんかは、完全に遊んでいましたw
他にも、「最後の晩餐」に到着するとき、車掌さんをディナーに強引に誘うと、車掌さんが「私は高圧ガスですから、垂れ流しになります」と言い、「垂れ流しちゃえ」とふざけて言い返しますw
鉄郎とハミル、車掌さんとのやりとりは大真面目にコミカルを演じているので、思わず吹き出してしまいそうになりますw
第1幕後の休憩中、ブロマイドを買った親子(子の方も杏ちゃんとかと同じくらいの年代)が「やった!機械伯爵!」とか、「鉄郎だ!」とか言ってる様子が微笑ましかったですw
その中で「あ、今日のメーテルの人だ!」と言っていたのも聞き逃しませんでしたw
個人的には譲ってほしかったのですが、喜んでくれていたのでやめておきましたw
第2幕の終盤でメーテルがプロメシュームに銃を向けたとき、エメラルダスが「メーテル。」と言ってプロメシュームを撃つ役を替わります。その時の「メーテル。」の言い方が凄く優しい。
その強さで妹を守れと言われたエメラルダス、その優しさで姉を支えろと言われたメーテル。
鉄郎を助け出したメーテルは、エメラルダスのように本当の強さをもちました。
母を撃つことをメーテルから替わったエメラルダスは、メーテルのように本当の優しさをもちました。
「強さ」と「優しさ」は現れ方が違うだけで、心の芯になる部分は同じ。
そしてやはり姉妹で共通している心の芯と、現れ方の違いが二人の生き様になっていたように思います。
たうんRadio in 銀河鉄道999 梅田芸術劇場 公開収録
カーテンコールも終わり、舞台終演後にいな民は1階に集めって、アフタートーク入場整理番号で座席に座ります。今回は250人くらいだったようです。
舞台の幕が上がると、そこには既にテーブルにマイク、パイプ椅子が。
私たちが着席してアフタートーク開演までの時間、スタッフさんから
「伊波さんのお支度にお時間がかかっておりますので、もう少しお待ちください。」
というアナウンスw東京での公録でもそうでしたが、メイクが厚めなのか、時間がどうしてもかかるようです。
今回は下手から杏ちゃんこと、伊波杏樹さんの登場です!
東京での公録と同じく、ピンクと白のストライプのワンピースの衣装。ただ、髪は前髪を上でまとめていて、オフ感が凄い!
舞台「銀河鉄道999
さよならメーテル~僕の永遠」
Wキャスト メーテル!大阪 初日!ありがとうございました🌷
この場所で
素敵な作品と共に生きられること
とても嬉しく思います…っ感慨深いなぁ。
そして!
出張版・ #たうんRadio in 大阪
Inamin Town 初関西🙌🏻
最高でした(´˘`)#銀河鉄道999 pic.twitter.com/pweDULPqqF— 伊波 杏樹 (@anju_inami) May 10, 2019
さっきまでのメーテルの様子とは打って変わって、今回もやっぱり可愛い!
「マイクが高い」とスタッフさんに直してもらっていましたw
杏「みなさん、イェーイw
\イェーイw/
杏「復唱するスタイルw新しいコーレスできたねw
楽しんでもらえたかな〜?
\Wooow!/
(拍手〜からの)
\チャ、チャチャチャ/
杏「完璧。仕上がってるねwさすが大阪w
気を取り直して公開収録のタイトルコール。今回は会場名が長いですがw
杏「出張版たうんRadio in 銀河鉄道999 大阪⁉︎
\梅田芸術劇場!/
杏「みなさん、おつ〜⁉︎
\おつ〜/
杏「もっとほしいな。おつ〜⁉︎
\おつー!/
杏「一人一人の声が乗ってるwこのラジオはいな民のあなた、あなた、あなたにお届けするラジオです。
いな民タウン初の出張版。舞台「銀河鉄道999さよならメーテル〜僕の永遠」の劇場からお届けしております!
初めて梅田芸術劇場に来た人も多いということで、後ろや天井を見るように促す杏ちゃん。
照明がすごく綺麗!
明治座とはまた少し違う趣のある梅芸からのお届けです。
杏ちゃんはライブスペクタクルNARUTOで来たことがあるのです。
それも、19歳でまだ未成年だった時のため、「未成年組は早く帰ってください」と稽古終わりに急かされたそうです。
当時は「山中いの」役として生きて、上手側の客席沿いの通路が舞台袖になっていて、そこに殺陣終わりに捌けていく、ということもあったそう。
いな民たうん、実は大阪初上陸!
関西出身者がほとんど。徒歩5分圏内の人が一人、30分圏内、東京から来た人も。
大阪といえば、お馴染みなのが「くくる」!これを食べるために来てもいいくらいですw
早速お便りのコーナー。
【1通目】
「メーテルを演じるにあたっての苦労や演じてからメーテルの印象はどう変わったか。」
他のラジオ(RCCやたうんRadioなど)でも喋ったけど、最初メーテルはクールビューティー、寡黙、喋らないイメージだったけど、原作やアニメを見るとものすごい喋るの。いろんな情報を鉄郎に届けるし、意外と強い。惑星二つくらい滅ぼしちゃったり、鞭持って戦ったりw
笑わないと思ったら、アニメ5話くらいを見ると鉄郎の話を聞いてメチャメチャ笑う姿があって、人間味がある。
メーテルは人間なのか機械化人なのか、結局謎が多いミステリアスな存在。あえて追求しすぎずに鉄郎と生きてきた旅をお届けしたいと思ってきた。
毎日が発見で、舞台は中川さんが言っていたようにナマモノだなと。
【2通目】
「「伊波杏樹」と「〇〇役、伊波杏樹」の切り替えはどうしているのか」
わからんw全く意識してない。ただ、「高海千歌役、伊波杏樹です。」という機会が多すぎるためw一瞬「た…メーテル役、伊波杏樹です。」となることが実際にあるw口癖、定型文になっているから気づいたら役に入っている。
実際、舞台袖の暗いところで集中して(陰キャラではないと否定w)視界を閉ざして、生き方を思い出して役に入り込むことが多い。
袖にいる時が切り替えの時かな?自分でメイクしている時なんかも「あ、アイラインがズレた!」とか言っているみたいwメーテルの姿で普段の杏ちゃんのテンションは想像できませんw
【3通目】
「杏ちゃんが舞台を観劇するときに意識していることは?単純に楽しむのか、セットを見ているのか、役者さんの表情を見て勉強しているのかなど、お聞かせください」
このお便り、「べっち」さんから。またおま。会場にはいなかったため、杏ちゃんも「顔を見てやりたかったのに。残念。」と言っていました。
舞台を見にいくのも好きで、今ジャンル問わずに見に行きたいのは歌舞伎。
歌舞伎、見に行ったことがある人が会場に数人。
杏ちゃん「やってくださいと言われてもできない自信しかないけどw
観劇で気をつけているのは、「お腹がならないようにすること」w緊張とかもある。スタジオのレコーディングブースは本当に音にシビアで、ウインドブレーカーやスカートの衣擦れ、靴音なんかも拾ってしまう。かなりシビアに音と向き合っているけど…
お腹って生理現象じゃん?wちゃんとおにぎりとかファミチキとか食べて行ってるんだけど…w…もたないんだよねw無理なのよwこんにゃくゼリーとかをガーッと飲むことが多い。ギリギリでロビーで飲んで席に着くw「お腹がなる」と思ったらシックスパックになるんじゃないかってくらい腹筋に力入れてw
クシャミや咳の音を軽減するハート型の赤いハンカチがあるみたいなんだけど、それがいいらしいよ。一個持っておくと…注意しても無理だからw
あとは前のめりにならない、携帯の電源を切るとかは当たり前のことだからね。
それではあっという間にお終いの時間がやってきました。
\えぇ〜⁉︎/
8/12の「An seule étoile ~Rythme d’été~」も是非是非、興味ある方はきていただきたいです。
締めのコールも
杏「出張版たうんRadio in 銀河鉄道999 大阪⁉︎
\梅田芸術劇場!/
杏「で〜した!バイバイ!
(拍手〜からの)
「チャ、チャチャチャ」
最後はマイクをスタンドから外して前に出てきてくれました。
杏「女子多いな!好きだぞ!…男子も好きだぞwなんかついでみたいな言い方になっちゃったけどw
MBSさんでレギュラーを一年間やらせてもらっているけど、こうやって大阪に来られるっていうのは本当に皆さんのおかげです。本当に本当にありがとうございます。
まとめ
今回のたうんRadioは時間を気にしながら話しているのが伝わってきましたw東京の公録のときには最後のお便りが慌ただしかったしw
カーテンコールのときに中川晃教さんが「大阪の梅田芸術劇場、それぞれが思い入れがある場所だと思います。」と言っていました。杏ちゃんもその一人で、私も初めての梅芸でしたが、素晴らしい思い出となりました!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!