TwitterのTLを見ていると、どうやらとんでもない倍率となったことが予想されるしゅかしゅーこと斉藤朱夏さんの1stライブ「朱演2019 くつひもの結び方」
台風のせいでいけなくなった人も、チケットが当たらず、行きたかったのに行けなかった!という人も(の方が)多いと思うので、今回はその「くつひもの結び方」を徹底レポートします!
しゅかしゅーの歌の様子からMC、重大発表まで余すところなくお伝えします!
会場付近の様子
最寄り駅は渋谷駅。ここから少し歩いて行った、ホテル街にあるTSUTAYA O-EAST。
会場付近につくと、大勢の人がごった返しており、車の通行がかなり困難な様子でした。
(運営さん、頑張って!)
フラスタはかなり多く寄せられていました。会場内外に渡って置かれていましたが、人だかりでまともに写真を撮ることもできず…。
入場はスマチケでの確認でしたが、キャパ1300に対して確認の入り口が一つ。
その上、会場入り口では整理番号A〜C(Aだけでも800番台までありました)で人を集め分けることをしていませんでした。
現地の混乱は当たり前です。
せめてAは800番台まであることをアナウンスすれば、BCの人たちが会場付近から離れて待てましたし、確認口を2、3個作ればもっと早く入れたのではないでしょうか。
また、開場18:00、開演19:00と1時間…オルスタです。
きっとAの中盤の人たちはかなり足にキテいたのではないでしょうか…。入場をスムーズに行えば、もう少し開場を遅らせることもできたと思います。
(愚痴が多いですね。すみません。)
「くつひもの結び方」セトリ
開演に先立ってアナウンスが流れると「しゅかしゅー」コール。
すでに会場内は大盛り上がりです。
そして緞帳が上がります。
あと1メートル
開幕はこの曲!
…よく見るとバックにはギター、キーボード、ドラム、ベースの楽器隊!
まさかのバンドを背負ってのライブです!
高らかにしゅかしゅーが宣言して曲が終わりました。
MC
会場のみんなに話しかけるしゅかしゅー。女性専用席からは黄色い声援!
もちろん一般のスタンディング、2階席の「むさ苦しいヤロー共」も忘れていませんw
\可愛い!/
という声に「それは知ってるんだよ〜w」と調子よく答えますが、すぐに否定しますw
曲始まり、会場の緊張感が伝わっていたようで、スタッフさんにどれくらいいるのか確認したら「いっぱいいます」w
そりゃそうですわw
ステージは「くつひも版」をイメージして作られているようです。2F席じゃないと多分気づかないと思いますが(^ω^;)
【 朱演2019 #くつひもの結び方 】
今日遊びに来てくれたみなさん本当に
ありがとうございましたっ。
みんながいたから私は今日ステージに立てました
ありがとうでは返せないくらいの想いが溢れてます。
今日という日を忘れない。
また次今日来たみんな、
そして会えなかったみんなと会えますように。 pic.twitter.com/hKkEVKgmSf— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) November 7, 2019
MCもそこそこに、次の曲です。
くつひも
「8401」を思い出させるセトリですね。
緊張からか「過ぎてゆく時間とは裏腹に 絡まってく言葉は上手く結べないや」のフレーズが飛んでしまうしゅかしゅー。
さすがに苦笑いしていました。
誰よりも弱い人でかまわない
そのまま次の楽曲「誰よりも弱い人でかまわない」です。
終わりのピアノの旋律が、弱さとそれを受け入れる強さと、「弱い人」を感じさせてくれる曲です。
MC
初めてライブで披露する曲なので、どんなノリなのか不安だったけど、やってみればすごく安心したというしゅかしゅー。
このライブのために動いてくれたスタッフ、暖かく迎えてくれたファン。
たくさんの繋がりを「糸」に例え、今回こうやって出会えたことはいろいろな巡り合わせがあって、「斉藤朱夏」と繋がり、「くつひも」と繋がり、ライブに繋がり、今日という日を迎えられたのは、運命だな、奇跡だなって思える。
「糸」が小指からつながってきたことが本当にステキなことです。
わたしも『マジメだな〜』って思って喋ってるw
そして、次はこの「繋がり」を持つことができたファンに向けたこの曲です。
スタッフさんがマイクスタンドとイスを用意。座ってしっとりと歌い上げる曲のようです。
…スタンドにマイクがはまらないwスタッフが付けてくれましたw
では、気を取り直して次の曲です。
糸(中島みゆき)
さっきのMCの「糸」という表現はこの曲への伏線だったようです。
「縦の糸はあなた 横の糸はわたし
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます」
ことばの魔法
そして表題曲ではないものの、「デビューアルバムの一曲目」というとても重要な位置にあるこの曲。
「言葉にこだわる」ということをいろいろなメディアで言ってきており、大サビでは感極まって言葉に詰まってしまいました。
「『ことばの魔法』という曲なのに『ことば(歌詞)』に詰まってしまう」というところから、却ってこの曲にどれだけの思いを込めたのかが伝わってきます。
MC
8月14日にデビューしてから、はや3ヶ月。
ワンマンライブをするためにアルバムを制作し、その中で様々な壁にぶつかってきたしゅかしゅー。
「なぜ歌手になりたいのか?」
「なぜステージに立ちたいのか?」
根本的な問いに答えられず、苦しみながら自分自身と向き合い続けて、わからないながらも悩み抜いた末になんとか完成させた「くつひも」
その中には「弱さ」や「不器用さ」がたくさん詰まっていて、「泣き顔は絶対に見せない」と決めていたのに、こうやってステージに立つと絡まった糸がほぐれていくように、恥ずかしいくらい素直になれるし、安心できる。
ファンには絶対の信頼を置いているからこそ、みんなが今までたくさん聞いてくれたからこそ、今の姿があります。
「弱さ」も「不器用さ」も、もちろん「強さ」も、これからたくさん見せてくれることを約束してくれました。
ここでバンドメンバーの紹介。
ドラムは「みずきんぐ」
本日、斉藤朱夏ちゃんのワンマンライブ【朱演2019 #くつひもの結び方】in O-EAST!!
朱夏ちゃんが最高すぎてリハから本番まで楽しすぎた!!
そして感動のライブでした✨ドラムで参加させて頂けて、感謝です🥁😭
皆さま、
ありがとうございました!!!!#斉藤朱夏 pic.twitter.com/0ByGfvpuCp— MIZUKI (@mizukki_niii) November 7, 2019
ベースの「ちゃんみな」
斉藤朱夏ワンマンライブ朱演2019『くつひもの結び方』TSUTAYA O-EAST
ベースサポートさせて頂きました✨朱夏ちゃんの初ワンマン、想いが沢山詰まったライブに参加させて頂けて光栄です❤️
楽しかったー!!!#斉藤朱夏 pic.twitter.com/XVR9vT51U2— 高原未奈 (@pamibass) November 7, 2019
ギター、「くりりん」
本日 2019年11月7日(木)
斉藤朱夏さん「朱演2019 くつひもの結び方」@渋谷O-EASTに、Gt.栗山友里が参加させていただきました!!Gt.栗山友里https://t.co/ThxqhnEjDM#斉藤朱夏 #くつひもの結び方 #栗山友里 #スマッシュルーム pic.twitter.com/Zwik1lNYnb
— Smash Room (@SmashRoomStaff) November 7, 2019
キーボードに「まぼちゃん」
(そして舞台上にはいませんでしたがバンマスとして「えみちゃん」)
【 朱演2019 #くつひもの結び方 】#斉藤朱夏 ちゃん初ワンマンライブ✨
沢山自分自身と向き合って、ステージに立つ朱夏ちゃんに涙腺崩壊のライブでした。
今回はバンマス&見守りとしてステージの外から関わらせていただきました。
Zeppツアー決定もおめでとうございます㊗️
本当にお疲れ様でした❤️ pic.twitter.com/Khi1BXxYIe— 西野恵未 (@xxxxxEMI) November 8, 2019
ハネる感じの、ノリノリの曲に合わせてソロプレイを披露するメンバー!
会場は盛り上がり、そのテンションのまま次のブロックへと進みます
リフレクライト
個人的に「絶対にライブ映えする」と思っており、このメンバー紹介からのリフレクだったので、さらに会場は盛り上がりました。
そして曲終わりにしゅかしゅーが煽ります。
明日はきっといい日になる(高橋優)
高橋優さんの「明日はきっといい日になる」です!
「くつひも」の中ではライブで盛り上がれる曲は多くなかったので、ここでカバー、しかもこの曲。
この曲の歌詞は「譲った席に座ってもらえなかった。でもその席には他の誰かが座って幸せそうにしている。それも運命です。それでいいじゃないですか」というものです。
まるで「今回の台風で来られるはずだった人が来られず、そこに来られなかったはずの人が来られた。それもきっと運命なのです。」と、ライブの延期を象徴するかのような歌詞です。
これは偶然なのでしょうか?
さらにしゅかしゅーがオーディエンスに叫びます。
しゅしゅしゅ
11月8日公開のティザー動画から「しゅしゅしゅ」!
まさかのセトリに会場は興奮のるつぼと化して、みんなグッズのタオルをブンブン振り回しボルテージはマックス!
MC
今の3曲で熱くなったステージ。
(物理的に)凄く熱いようですw
初披露にもかかわらず、みんなが一斉にサビでタオルを振り回す様子を見て、改めて驚くしゅかしゅーw
延期公演になったから入れたいと言ったら本当にセトリに入った「しゅしゅしゅ」でしたが、自分の首を締めることになってしまいましたw
予定通りの開催だったら披露されなかったはずだったので、オーディエンスもびっくり!
今回の「振り返り公演(そう言っていましたw)」は前向きに捉えているしゅかしゅー。これも人生の一部として受け入れていることを話してくれました。
強くなるためのチャンスだったと話してくれました。
平日開催にもかかわらず遠くから来た人、延期になったことで来られなかった人。
いろいろな人の思いを背負ってライブをできていることに大きな感謝です。
つまづくこともあるけど、隣にいてくれる?
ヒーローになりたかった
アルバムからは最後にこの曲。
メディアでも語っていましたが、「ヒロイン」ではなく「ヒーロー」というところや「悪い怪獣に憧れる」ところなんかが、等身大の「斉藤朱夏」を感じることができる曲です。
パパパ(アンコール)
やっぱり来た、「パパパ」です!
MIXもキレイに決まり、メッセージ性が強い「くつひも」曲とは違う意味でライブの定番曲になりそうです。
ギターソロではくりりんと背中を合わせて会場を盛り上げます。
そして曲の最中に自前のスマホでライブの様子を撮るしゅかしゅーw
ライブ中のおすそわけっ!
虹ができたよ。皆の想いだねっ。
みんないい顔してるなぁ。
まだまだ言いたいことあるけど
あとはブログにかきますっ。
今日はゆっくり寝てね!ありがとう pic.twitter.com/dKy9KnDYsr— 斉藤 朱夏 (@Saito_Shuka) November 7, 2019
MC&重大発表!
自撮りに虹ができたことで大喜びのしゅかしゅーと、盛り上がるオーディエンス!
(自撮りは予定にはなかったらしく、バンドメンバーも困惑していたようですw)
さらに、ここでしゅかしゅーから重大発表!
みんなメモしてね!
「朱演2020 東名阪Zeppツアー」開催決定!
なんと、まさかのZeppツアーです!
初日大阪は2020年3月8日(日)!開演は18:00から。
そして2箇所目の名古屋は2020年3月18日(水)!まさかの平日w(だからでしょうか、開演は19:00から)
さらにファイナルの東京公演は2020年3月21日(土)!こちらは週末ということもあって開演は18:00から。
最後の最後にこの曲でお別れです。
くつひも(アンコール)
もう一回やってくれました。「くつひも」です。
本編では歌詞が飛んでしまったところもありましたが、アンコールでは大丈夫でした
…と思ったら別のところの歌詞が飛んでしまいました(^ω^;)
それでも2回も披露するということは、「くつひもの結び方」というタイトルとこの曲に込めた思いがあるということですね。
ED
アンコールを受けて出てきてくれたしゅかしゅー。
ライブタイトルの「くつひもの結び方」について話してくれました。
「結び方」というからには何かしら「結び方」を伝えないといけない。
そう思っていたしゅかしゅーでしたが、今回のライブでいろいろな人が関わって、この日のように盛り上がってくれたことで、気づいたこと。
その人なりの結び方があるんだってことです。
しゅかしゅーにはしゅかしゅーの結び方があり、あなたにはあなたの結び方がある。
人によって歩き出すための結び方は違うけど、自分なりに前に進めるように結べれば、それでいいじゃないですか。
「結局それ?」という人もいるかもしれませんが、歩くスピードも違うし、歩幅も違います。
歩き出すきっかけだって、立ち止まってしまうタイミングだって人それぞれです。
結び方だって決まりはありません。
とりあえず進めるだけ進んでみて、その景色を楽しむ。
結び目が解けたらそこでまた考えてみる。
「とにかく行動してみる」というしゅかしゅーらしさが伝わってくるライブでした。
感想
Aqoursでのイベントでは、真面目な話は他のメンバーがするので、割とひょうきんなイメージが強いしゅかしゅーですが、ソロとしてのステージングでは、真面目に一生懸命、自分と向き合って、彼女なりに考えていることがよくわかります。
正直、バンドを背負ってのライブというのは「『もう』なんだ!」と思いました。
初めて楽曲を聞いたときに「アコースティック形式(アンプラグド)のライブ」をイメージしていたので、そのうちバンドを連れてのライブもあるんだろうなと考えていました。
しかし、1stライブからいきなりというのは意外。
ミニアルバムの選曲、曲のアレンジ、1stでバンド形式というところから、「歌手・斉藤朱夏」として進みたい本気度が垣間見えます。
それに、生演奏ということで楽曲の迫力が違いました。
「ライブハウス」での「生演奏」なので、しゅかしゅーも、バンドメンバーも、オーディエンスも緊張感がありました。
しかし始まってみればしゅかしゅーの楽しもうとする姿勢が緊張を吹き飛ばしてくれたように思います。
(肝心のしゅかしゅーは歌詞を飛ばしてしまいましたがw)
セトリについては、「しゅしゅしゅ」はまさかの選曲でした。
しかしMCでも言っていた通り、延期になってしまったことでセトリに入れることができた、というのは皮肉なものです。
そしてZeppツアーです!
BlooDyeも12月からZeppツアーが始まりますが、しゅかしゅーは東名阪を3月。思いっきりAZALEAとかぶっています…w
とりあえず両方申し込んで、当たればそっちに参加!w
ところで撮影のためのカメラが入っていましたが、映像化はされるのでしょうか?
杏ちゃんやともりるのような「Liveイベント」ではなく、ナンバリングライブであることを考えると、「朱演」シリーズとして「くつひもの結び方」「Zeppツアー」としてしばらく続き、BD化されるのかもしれません。
今のところ、しゅかランド内での動画はシリアル付きの期間限定か、ミュージアム内の動画(48時間限定)しかありません。
公式サイトは告知が主な役割なので、そちらで公開されるということも考えにくいでしょう。
やはり映像作品化される可能性は捨て切れません(願望)
ちなみにバンマスの「えみちゃん」はあいきゃんのBDイベントでキーボードとして参加していた人。ちょっと前後のツイートを探すと見られます。
#小林愛香 2nd Fan Meeting Birthday Party!! #Liand
Zeppツアー完走〜☺️✨あいきゃんのバースデーをしたリハからあっという間の楽しいツアーでした!
お疲れ様でした❤️
バンドチームは朝から楽屋で沢山映画を見て手を繋いで一緒に泣いて、士気を高めていました。笑皆様ありがとうございました! pic.twitter.com/eaFxDrvByN
— 西野恵未 (@xxxxxEMI) November 9, 2019
まとめ
台風という、流石のしゅかしゅーでもどうしようもないことにより延期となった今回のライブ。
しかし、それすらも一つの「運命だった」「この日の、この公演のために今までのことがあるんだ」といい意味で割り切り、持てる力を振り絞ってのパフォーマンスは、1stライブながらも迫力を感じさせてくれました。
また、楽曲が「アニソンらしくない」というのも「斉藤朱夏」の特徴だと思います。
これからの「歌手・斉藤朱夏」としての方向性が見えた、盛り上がるライブでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!