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ラブライブ!サンシャイン!!【1期7話】の考察!あらすじネタバレ感想も!

大人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の【第1期】【第7話】である

#7「TOKYO」

…の私なりの「考察」をまとめてみました。

内容を知らない方のために
「あらすじ」「ネタバレ」「感想」
も合わせて記載しています。

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あんこ
前回のPV作りを通して、Aqoursの知名度も上がったんじゃないかな。
しいたけ
メンバーも増えたし、今回は東京進出!さて、Aqoursを待っているものはナンだろう?
もくじ

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期7話】のあらすじ

地元・内浦の魅力を伝えようと作ったPVが評判となって、Aqoursのランキングは99位へと驚くべき上昇率を誇った。

そんなところに、東京からライブイベント「TOKYO SCHOOL IDOL WORLD」出演の依頼がAqoursの下に届く。

 

華やかな都会に、しかもμ’sが過ごした場所に行くことができるとあって、心が浮つく千歌たち。

メンバーを送り出すダイヤは、その話を聞いてある不安を募らせていた。

 

スクールアイドルとして初めて訪れるTOKYO。

そこで6人を待ちうけていたものとはーー。

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期7話】のネタバレ

ここより下記はすべてネタバレ的な項目となるので、目を通す際にはご注意下さい。

狙い通りランタンの効果で「夢で夜空を照らしたい」のPV再生数が5万5000回を超え、全国ランキングは99位にまで上がった。

上昇率だけなら全国1位。思っていた以上の結果に感激している中、メールが届く。送り主は「TOKYO SCHOOL IDOL WORLD」。

 

ルビィは東京のイベントに声をかけられたことをダイヤに相談する。

ダイヤの表情は暗いが、鞠莉はみんなが良ければ許可を出すと言う。

ルビィはダイヤに気を遣うが、ダイヤは誰がどう思おうが気にしないようにアドバイスをする。

 

ダイヤは鞠莉の下を訪れ、止めなかった真意を訊く。

鞠莉は自分たちが超えられなかった壁を超えられる、ダイヤもそれを期待しているはずだと言う。

ダイヤは超えられなかったら取り返しがつかないと主張する。

鞠莉は避けられないことだと言い返し、話は平行線を辿る。

 

そして東京に向かう当日。

派手な服やカバンに身を包む千歌、ブリブリの格好のルビィ、まるで炭鉱にでも行くような格好の花丸。

梨子は地方感丸出しの3人を普段着に着替えさせ、志満姉の車で駅まで送ってもらう。

車中でルビィは出かけぎわにダイヤにかけられた言葉を思い出して不安になる——

「気持ちを強くもつのですよ。」

そんなルビィを気遣って「ずら」と言っていたら教えてと優しく声をかける花丸。

沼津駅に着くと、善子も堕天使のフルコスプレをして周囲をザワつかせていた。

梨子は志満姉からみんな東京に慣れていないからと頼まれる。

よいつむトリオは見送りに来てくれた。

クラスのみんなで買ったのっぽパンを差し入れに渡して、浦女の凄いところを見せてきてと期待の言葉をかける。

千歌はその言葉に一瞬緊張するが、頑張ると約束して電車に乗り込む。

 

東京に着いてはしゃぐ千歌に、地方から来たと思われると言う曜とルビィ。

大都会を目の当たりにして「未来ズラ」と感激する花丸と、「ズラ」に気づかせるルビィ。

スクールアイドルグッズに目をかがやかせる千歌。

曜は制服ショップで制服を、善子は堕天使グッズを買い漁り、呆れる梨子。

そんな梨子も「壁クイ」なる同人誌専門店にお手洗いと称して入ってしまう。

 

一通り落ち着いたメンバーはμ’sが練習していた神田明神へお参りに向かう。

神田明神では2人の少女がアカペラで見事な歌を歌っていた。

少女たちは振り返り千歌たちの存在に、そして千歌たちがAqoursだと気づく。

 

落ち着いた少女は翌日のイベントに参加するのかと尋ね、楽しみにしていると意味深な笑顔をうかべる。

もう1人の小柄な少女は突然目の前でバク宙を披露する。

あまりのことにAqoursメンバーは圧倒されるが、一方で千歌は歌の美しさに魅了されていた。

 

旅館について修学旅行みたいだとはしゃいでいるメンバー。

千歌は旅館の人に音ノ木坂学員が近いことを聞き、みんなで行ってみようと提案する。

行きたい人もいる中で、音ノ木坂に通っていた梨子は遠慮しておくと言ってそのまま音ノ木坂に行く話はたち消えになり、千歌は梨子を慮ったのか顔を暗くする。

 

結局そのまま眠りにつくAqoursだったが、梨子は眠れずにいたことに気づいた千歌。

空気を悪くしたことを謝る梨子に、千歌もごめんと謝る。

 

梨子は高校でピアノを期待されていたこと、しかし大会ではうまくいかなかったことを話す。

それを聞いた千歌は、見送りに来たよいつむに期待されたことで嬉しかった反面、失敗できないと怖かったことを打ち明ける。

 

翌朝、早くに目が覚めた千歌は初めてμ’s見たUTX学園の大型ビジョン前に行く。

追いかけてきた他のメンバーとともに、大型ビジョンで今年のLoveLive!のエントリー開始を知った千歌。

μ’sがそうだったように、エントリーすることを決意する。

 

イベント会場に着くと、お客さんの投票でランキングを決めることを教えられるが、出番は2番目。

つまり前座であった。

衣装を着て準備を終え、緊張する梨子を励ます曜。

やっぱり無理だというルビィに優しく声をかける花丸。

弱気になっちゃダメだと気合を入れる千歌。

ステージ袖で観客の数に驚き声が上ずる善子。

 

そんな中、昨日神田明神で出会った2人組が自信に溢れた顔で歩いてくる。

2人は鹿角聖良と理亞、スクールアイドル Saint Snowだと名乗ってステージに向かう。

あんこ
なんだか、いかにも凄そうな2人組が現れたね。Saint Snowさん?バク宙までしてたし
しいたけ
日本全国から有名なグループが来ているみたいだからね。それにしても、敵意むき出し。怖かったね。

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期7話】の考察

① 浮つく面々と3年生の思い

#7は1、2年生の浮ついた様子と、3年生の心配する思いが描かれている。

千歌、ルビィ、花丸、善子は最初の服装からしていかにも、とかなりわかりやすく描かれている。

 

まず、千歌は最初の服装から東京に対して「特別感」をもっていることがわかる。

美渡姉が笑っているところから、美渡姉がなんらかの形で千歌の服装をエスカレートさせていたのかも知れない。

少なくとも止めてはいないことはわかる。

 

一方で志満姉が運転する車の中で見慣れた沼津の海ですら目を輝かせている。

これは、スクールアイドルとして向かう東京に思いを馳せ、その期待から輝く海が千歌の期待するイベントの結果に繋がっているのだろう。

その後、沼津駅でよいつむトリオからの激励を受けて改めて気を引き締める。

 

後半で梨子に打ち明けているが、ここで失敗できないぞと少し怖さを感じたというのだ。

これは、いままで「普通怪獣」として過ごしてきた中で、誰かに大きな期待をされることがなかったからこその思いだろう。

 

例えば高校受験などは自分のためだが、このイベントは違う。

浦女の名前を背負い、廃校を止めるようと学校と皆のために参加するのだ。

曜や梨子はその世界では全国的に名の知れた選手である以上、みんなの期待を背負うことの重みを知っているはずだ。

しかし千歌にその経験はなかった。

プレッシャーは相当なものだったろうし、舐められてはいけないと虚勢を張ってしまおうとするのも無理はない。

実際、曜にはしゃいでいると地方から来たと思われると言われて、原宿って超ヤバくなーい?と知っているだけの単語を並べている。

そしてスクールアイドルショップでμ’sのグッズを見てさらに大はしゃぎしてしまう。

 

また、神田明神ではSaint Snowの歌に圧倒されている。

ここでも#1同様、風の演出により、千歌の衝撃を演出している。

翌日に争うことになるとは知らなかったとはいえ、歌声の美しさに素直に感動しているが、それは千歌の素直さの現れである。

そして音ノ木坂に行きたいと言い出すが、梨子の音ノ木坂に対して複雑な思いをもっていることを思い出す。

千歌は「全然関係ない話」と言っているが、期待されること、それに応えようとすることへのプレッシャーを感じていることを話した。

梨子のピアノへの気持ちに寄り添おうとしているところが千歌の優しさだ。

そして#2で梨子が2回目に言った「変な人」に近いところだろう。

 

UTX前でエントリー開始が始まったのは、これこそタイミングが良すぎだ。

しかしラブライブ本戦への弾みをつけたい、イベントでいい結果を残したいという意気込みに繋がっている。

 

順位が決まると言われ、頑張らなくちゃ、弱気になっちゃダメだと頬を叩く千歌。

完全に気負っているが、観客を見てビビる1年生を見て2年生が微笑んでいる。

これは体育館ライブであれだけの人の前に立ち、アクシデントを乗り越えた自信もあるのだろう。

 

ルビィは混乱していた。

ダイヤに「スクールアイドル活動を辞めてほしい」と思われているのではないか。

ダイヤがスクールアイドルを嫌いになった(ように振舞っている)理由。

家を出るときに言われた「気持ちを強くもつのですよ。」という言葉の真意。

その上、生来の人見知りに東京慣れしていない。

それもあってて、千歌同様に気負っているのだろう。

秋葉原駅での曜の地方から来たと思われるという発言に対して「慣れてますって感じにしないと」とも言っている。

人見知りながらもイベントで結果を出したい

神田明神で見た少女(理亞)のバク宙と、イベントへの不安

これらのことから、出番直前に泣き出してしまうというメンタル面での弱さ、自信のなさが伺える。

一方で「未来ずら」という花丸の肩をそっと叩いてあげている。

ルビィのもつ花丸への思いの深さを見て取れる。

 

花丸もルビィ以上に都会慣れしていないことも手伝って、服装のチョイスを誤ったり、迷子になってしまったりしている。

旅館ではヤケになってお土産の饅頭を食べてしまう。

しかし、東京に来る途中の乗り換えでノッポパンを食べている描写がある。

(この辺りから花丸の食いしん坊キャラが本格的に出てきた。)

ストレスで食べている、というよりも純粋によく食べるキャラという設定が付いたと見るのが妥当だろう。

ただ、音ノ木坂に行こうと提案されたときは東京の夜は物騒だと言って日和っていた。

都会慣れしていないことが大きな要因となって気後れしているようである。

千歌やルビィとは、「楽しんでいるようで内心ビビっている」という表面的な心理は近いものがある。

 

善子は#7では単純に東京を楽しんでいる描写が多い。

しかし、理亞のバク宙の反応や、ステージ袖で声が上ずってしまうなどの初めてのことには戸惑っている様子も見られる。

これはコミケで頻繁に東京に出てきているからと考えると辻褄が合う。

生配信をしているとはいえ、視聴者はカメラの向こうにしかいない。

実際に多くの人の前に立ってパフォーマンスをするのは今回が初めてだろう。

緊張するのも無理はないが、それを声を上ずらせながらも大丈夫と虚勢を張るところが善子らしい。

曜は服装からかなり落ち着いて東京に向かっている。

先述の通り、高飛び込みの大会出場のため、東京には行き慣れているのだろう。

ただ、それは高飛び込みの選手としてである。

スクールアイドル、普通の女子高生としてではないため、自分の趣味である制服を見つければ食いついてしまっている。

千歌にはしゃいでいると地方から来たって思われると言っている。

これは高飛び込みで鍛えられた度胸と、スクールアイドルとしては初めて降り立つ東京への緊張感から、普段の曜らしさを若干見失っていると言えなくもない。

結局制服を買い込んで色々着まわしているところから楽しんでいる。

また、出番直前に梨子に緊張が解けるおまじないとして「おはよーソロー」を教えているなど、大舞台には慣れているようだ。

 

梨子は出身地ということもあって東京慣れしているが、浮き足立つ5人に不安を覚えつつ、それ以外の不安も隠せないでいた。

それはピアノと音ノ木坂への思いに他ならない。

千歌の音ノ木坂に行こうという提案は梨子にとって辛いことで、断ってしまった。

Aqoursとして活躍している。

音ノ木坂が嫌いな訳ではない。

それでも音ノ木坂は、梨子にとって苦い経験を思い出させる場所には変わりない。

本当の意味で乗り越えられるときが来ない限り、音ノ木坂にも、ピアノにも、スクールアイドルにも向き合えないことを薄々感じていたのかもしれない。

千歌に改めて自分の過去を話すことで、さらに千歌との距離が近づいた。

そして千歌が期待に応えようとすることの怖さを打ち明けてくれた。

千歌が自分の心に寄り添おうとしていると感じたから、自然と「ありがとう」という言葉が出てきたのではないか。

 

そして本番直前。

曜がおはよーソローと声をかけてくれるが、梨子が緊張しているのは、スクールアイドルとして大勢の前に立つことの緊張と(描写こそされていないが)、ピアノコンクールでのことを思い出している可能性もある。

体育館ライブのときは地元の人ばかりでみんなが本当に応援してくれるホームの会場だった。

だが今回のイベントは自分たちだけではない。

むしろ自分たちは前座であり、自分たちを知らない人ばかり。

お目当は自分たちではないという完全にアウェイの会場。

コンクールで失敗した心の傷が治っていない梨子にとって、開き直ることは難しい。

 

Aqoursがこうなることをわかっていたダイヤは、ルビィに「気持ちを強くもつのですよ」と言った。

慣れない場所で浮ついてしまう心。

周りのレベルの高さ。

周りの期待によるプレッシャー。

これらに負けないように、と思ってのことだったが、現状のAqoursにはまだ早い。

ダイヤは分かっていたのだ。

自分たちがかつてスクールアイドルだったことを思い出し、その教訓をルビィに伝えたのは、同じような辛い思いをしてほしくないという思いがあったからこそだろう。

 

最初はダイヤはスクールアイドル活動は認めないと言っていた。

しかしルビィたちのスクールアイドル活動を見守っているのは矛盾とも思える。

しかし、ルビィの意思で始めたことだから、千歌たちの本気が見えたからこそ見守っている。

それでも根底には自分たちのような辛い思いをさせたくないという一貫した願いがある。

そして鞠莉がなんと言っているのかルビィに聞いたり、鞠莉に直接どういうつもりなのか問いただしたりしていた。

鞠莉が果南とダイヤがスクールアイドル活動を辞めた本当の理由を知らないからこそ、鞠莉に止めてほしかったのかも知れない。

しかし鞠莉は止めるどころか行かせてしまった。辛い思いをさせることで更なる成長を期待しているのだ。

この2人のAqoursへの思いの現れはまるで#3での停電時に似ている。

敢えて試練を与えて成長を促す鞠莉と、応援をしたいのだが心から応援できないでいるダイヤ。

やはり果南とダイヤの真実を知らないからこその鞠莉の立場であり、全てを知っているからこそのダイヤの立場なのだろう。

② Saint Snow

多くの視聴者はSaint SnowはAqoursのライバルであり、μ’sにとってのA−RISEのような存在だと考えているだろう。

実際、多くの媒体でSaint Snowをライバルとして呼んでいるし、目標に向かってお互いを意識しあっているからライバルだ、と言って差し支えない。

 

ただ、酒井和男監督はオフィシャルファンBOOKの47ページで興味深いことを話している。

  • 『Saint Snow』はライバルではなくAqoursと同じ夢を見ているけどアプローチが違うと言う存在。
  • Aqoursのライバルというより、同じ夢を追いかけているけど、その“追い方”が違う。だから、μ’sに対するA−RISEとは全く違う立ち位置にいるユニットです。

 

確かに、μ’sにとってA−RISEは最初から高い目標として立ちはだかった。

最終予選では、μ’sはA−RISEという大きな壁を乗り越えた。

本戦前には「みんなで叶える物語」というキャッチフレーズにたどりつくために大きな役目があった。

μ’sにとって、1つの大きな目標であり、また1つの大きなきっかけでもあった。

 

しかしAqoursにとってのSaint Snowは、突然現れた存在。

このときにはまだ自信たっぷりの表情と高い身体能力、歌唱力は千歌のみが聴いただけだったが、何者かはわからずとにかく「ただならぬ存在」であった。

もちろんアプローチは違っても同じ夢を追うのであればライバルだということもできる。

事実、2期では理亞とAqours1年生との関わりの中でお互いが成長し、年明けにはAqoursのためにSaint Snowが沼津に訪れてトレーニングを行なっている。

またキャスト陣は函館ユニットカーニバルを行なっているし、Saint Aqours Snow名義のボイスドラマやスクフェス内でSaint Snowが沼津に来て交流をする姿も見られる。

これだけの関わりがあればライバルといって差し支えないし、同じ夢を追いかけているからこそライバルだと言える。

 

では一般的に「ライバル」とは何か?

Wikipediaでは、

一般にライバルないし好敵手は、何らかの競争関係において、好ましい状態変化を促す存在であると解される。
(中略)
このような関係は相互の水面下での信頼の上に成立する。

と書かれている。

1期においてAqoursとSaint Snowの間に信頼関係があるとは考えにくい。

そもそもAqoursはSaint Snowの存在を知らなかったし、聖良は楽しみにしていると、理亞はAqoursに対してバク宙という大技で挑発をしている。

しかも、このときのバク宙の高さはとんでもないことになっている。

1年生で1番背が高いのは善子で156cmだ。

明らかにそのはるか頭上を、宙返りで逆さになった理亞の頭部が通過している。

しかも目を合わせてニヤリとする余裕までもちあわせているのだ。

これも#2や#5で触れたのと同様に、現実的ではないことをあえて表現することで、それ以上の何かを表現している場面だ。

この場合、Aqoursメンバーよりもはるか高い位置に軽々と跳べる、つまり自分たちはAqoursよりも余裕で格上なのだと主張したいのだろう。

 

こういった点から、感覚的にはライバルに近いが、お互いを高め合える存在かという点において、この2グループはライバルというには「まだ」早い。

早いというのは、Aqoursが実力や認知度でSaint Snowに追いついていないところが大きい。

 

Saint Snowは2人しかいないのに、Aqoursという他のスクールアイドルのことも研究しているが、Aqoursは自分たちの活動で精一杯だ。

精神的な余裕もある。

PVを見てAqoursの実力を知っている。

Saint SnowがAqoursを格下に見ていることは間違いないだろう。

 

ただ、このときのAqours同様、神田明神で歌合あわせをしているところからμ’sを1つの目標にしていることは明らかで、μ’sが何を追いかけたのかまではまだ分かっていないと言える。

その意味ではAqoursとSaint Snowの立ち位置は同じとも考えられる。

③ イベント

「TOKYO SCHOOL IDOL WORLD」会場に入る際、千歌たちは2番手、つまり前座だということを知らされる。

これは、上昇率全国1位、つまり注目度No. 1とは言え絶対的なパフォーマンス力ではまだ実力不足であることは否めないからだ。

これはAqoursメンバーも納得のことだろう。

 

しかし、これ以外に不可解な点が2つある。

まず、30組中2番手という順番上、2番手で「夢で夜空を照らしたい」を歌うのはライブの流れの中で票を集めることは非常に難しい。

「夢で〜」のようにミディアムテンポの曲は中盤(順番にして10組台)にした方が良い。

 

主催者側からこの曲でと指定されたのだろうか。

あるいは、この曲で大きく注目されたからというAqoursの意思だったのだろうか。

もし主催者側からの指定であった場合、2番手でミディアムテンポというのは、非常に作為的なものを感じざるを得ない。

Aqoursメンバーが選んだのだとしたら、順番の確認を怠ったAqoursに責任があるとも言える。

しかし、いずれにしても現地入りして初めて順番を聞いている。

こういったイベントの場合、タイムスケジュールにステージングの順番を合わせて知らせておくことや、観客による投票が行われることを事前に伝えておくことが当然だろう。

何番目かわからないというのは出演者側からすればストレス以外の何者でもない。

 

つまり、順番を予め伝えていないという点で主催者側に少なからず落ち度があったということは認めざるを得ない。

もし2番手ということがわかっていて、曲を自由に選べたとしよう。

注目されたのが「夢で〜」だとしても「ダイスキだったらダイジョウブ!」を選ぶ方が曲調も明るく、キャッチーなフレーズだから印象に残りやすい。

フォーメーションやパート分けをし直す必要はあるが「夢で〜」よりはよっぽど勝算はあったはずだ。

(というのはあまりにも現実的すぎるか。ここで「夢で〜」を披露したからこそ、これからのAqoursに繋がり、結果オーライとも言える)

 

そして「2番手が前座」である以上、その前の1番手も前座であるということだ。

つまりSaint Snowも前座である。

主催者側は前座のつもりだったが、本人達はそんなつもりは全く無く(次回の内容になるが)予想以上のパフォーマンスを発揮した。

ダークホースとして存在感を見せつけたのだろうか。

それにしても、前座なのに物凄い自身である。

酒井監督はインタビュー(同本、同ページ)で

「『自分を完璧に見せたい』という緊張の張り詰めた2人」

といっている。

この緊張感が良い方に転んだからよかったものの、Aqoursを見下すわりに自分たちも前座扱いされていることに気づいていないのだろうか。

気づいていての自信ならばまだ分かるが、気づいていないであの自信だとしたら、もはやピエロである。

(次回で上位一桁になっていたことが判明するが、それは結果論でしかない)

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期7話】の感想

前回までは、紆余曲折ありながらもなんだかんだで話の終わりには良い方向で終わっていた。

しかし今回は、新しく不敵な笑みを浮かべる存在が登場して終わるという、不安を掻き立てる終わり方であった。

 

イベント前日からの加入時とは違ったメンバーたちの不安を描いていることで、千歌たちにとって現実はそうそう上手いこといくばかりではない、ということを暗示しているようだ。

それにしてもAqours一人一人を考察した上に、Saint Snowとイベントそのものにもツッコミを入れてしまったことでかなり長くなってしまった。

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