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ラブライブ!サンシャイン!!【1期9話】の考察!あらすじネタバレ感想も!

大人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の【第1期】【第9話】である

#9「未熟DREAMER」

…の私なりの「考察」をまとめてみました。

内容を知らない方のために
「あらすじ」「ネタバレ」「感想」
も合わせて記載しています。

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あんこ
3年生の過去が少しずつわかってきたね。果南ちゃんは一体なんであんなにコワイ顔をするんだろう?
しいたけ
前回の話から、きっとダイヤさんが事情を詳しく知ってそうだね。
もくじ

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期9話】のあらすじ

東京での悔しい思いを乗り越え、新たに再スタートを切った千歌たち。

自分たちが今できる全力を見てもらうしかないと、沼津の花火大会からの出演オファーを受けることに。

 

そして千歌は、学校を休学している3年生の松浦果南が、過去にダイヤ・鞠莉とともにスクールアイドルとして活動していたことを知る。

果南の性格だったら、一度失敗をした位で諦めてしまうはずがない…!

 

千歌たちは果南がスクールアイドルを辞めることになった本当の理由を調べ始めるーー。

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期9話】のネタバレ

ここより下記はすべてネタバレ的な項目となるので、目を通す際にはご注意下さい。

突然、果南とダイヤはスクールアイドルを辞めることを鞠莉に伝える。

鞠莉に留学の話がきていたのだ。

鞠莉は断ったというも、果南とダイヤの意思は硬く、果南は全て終わりにしようと言い放った。

 

Aqoursに、沼津の夏祭り出演の依頼がくる。

夏祭りはこの辺りで1番大きなイベントのため、Aqoursを知ってもらうチャンスだが、今からだと練習時間の確保が難しい。

しかし、千歌は今の全力を見てもらい、ダメならばもう一度頑張るしかないと出演に意欲を燃やす。

それよりも、千歌はスクールアイドルを辞めてしまった果南のことを思って表情を暗くしていた。果南に直接尋ねると、ちょっとだけねとだけ言って去ってしまった。

東京のイベントで失敗してしまったからだとダイヤから言われたが、小さい頃から千歌がよく知る果南は、それで辞めてしまう性格ではないと疑問をもつ。

スクールアイドルをしていたときのことを知ることができれば、と考えるが、今までスクールアイドルをしていたことすら知らなかったメンバー。

と、ルビィがダイヤから何か聞いていないかと話を聞くと、ルビィは「逃げているわけではない」とダイヤが鞠莉に言っていたことを思い出す。

 

翌朝、果南が日課にしているトレーニングを尾行するAqoursメンバー。

練習を積んでいるメンバーでも大変なトレーニングを平然とこなし、楽しそうな顔すら浮かべる果南。

淡島神社の境内前で1人ダンスを踊る果南の顔は、とても輝いており、千歌が思わず見とれてしまうほどだった。

そこに鞠莉が現れ、果南が復学することで、逃げることを諦めたと言うが、果南は逃げているわけではない、スクールアイドルをするつもりはないと言う。

果南は悲しそうな表情で戻ってきてほしくなかった、顔を見たくないと冷たく言い放ってそこを去っていった。

そのやりとりを見ていたメンバーは何かありそうだと感づくが、梨子は「逃げるのを諦めた」という言葉に引っかかりを覚える。

学校に登校すると、果南が今日から復学することを知った千歌。

その頃、3年生の教室では鞠莉がスクールアイドルの衣装を持って、果南にもう一度スクールアイドルをするように説得しようとしていた。

突然窓から衣装が落ちてくると、曜は制服に反応して跳びつき、千歌と梨子が落ちないようになんとか支える。

3年生の教室で鞠莉と果南、ダイヤが騒いでいると、騒ぎを聞きつけたAqoursをはじめとした1、2年生が教室前に集まってきた。

もみ合いになっている3年生を見た千歌は、いい加減にしろ、放課後に部室に来るように啖呵をきる。

千歌の勢いに負けて、3人は千歌に従うしかなかった。

部室で話を聞くが、果南と鞠莉の主張は平行線をたどるだけだった。

 

果南は歌えなかっただけだと言うが、ルビィが弁天島で踊っていたというと果南は顔を真っ赤にする。

そんな果南をからかう鞠莉とのやり取りを見るダイヤは、微笑むのだった。

しかし、果南は絶対にスクールアイドルをやらないと言い張って出ていってしまう。

梨子は果南の肩をもつダイヤに何か知っているはずだと詰め寄る。

ダイヤは走って逃げ出すが、善子に捕まってしまい、真実を全て話すことになる。

 

ダイヤはダイヤの家で全てを話す。

果南は歌えなかったのではなく、わざと歌わなかったのだ。

鞠莉がイベント当日怪我をして迎えていたこと、鞠莉に留学や転校の話が何度もきていることなど、果南は鞠莉の将来のためにスクールアイドルを辞める決心をしたのだった。

鞠莉はそんなことをしてほしくなかったが、もしイベントでそのまま歌っていたら怪我は事故となっていたはずだ。

更に転校や留学を断った鞠莉。

果南は、鞠莉にスクールアイドルを続けさせることで、怪我をさせたり、高校卒業後の進路に悪影響を与えたりすることを心配していたのだった。

真実を知った鞠莉は果南に会ってぶん殴ると言うが、ダイヤは果南が誰よりも鞠莉の将来を心配しているのだと止める。

鞠莉は言ってくれなきゃ分からないというが、ダイヤはちゃんと伝えていた、鞠莉が気づかなかっただけだという。

 

鞠莉は雨に濡れるのも構わず、外に走り出す。

鞠莉は転んでも起き上がる。泣きながら果南に会いにいく。

鞠莉は果南を部室に呼び出す。

ちゃんと話をつけよう、思っていることをちゃんと話すように果南に言う。

果南のことをちゃんと思っているんだというと、果南は驚きの表情を見せる。

鞠莉が続ける。

将来なんてどうでもよかった。

留学に全く興味がなかった。だって果南が歌えなかった。

放っておけるはずがない。

鞠莉が自分のことを心配してくれていたことに果南が驚いた瞬間、鞠莉のビンタが果南に炸裂する。

「私が…私が果南を思う気持ちを、甘く見ないで!」
「だったら素直に言ってよ!リベンジだとか、負けられないとかじゃなく、ちゃんと言ってよ!」

果南が言い返す。

鞠莉は「…だよね。」と、か細い声で言うと、自分がビンタした分、果南にビンタをするよう頬を差し出す。

果南は右手を振り上げると、幼い頃、初めて鞠莉の家に忍び込んだときのことを思い出していた。

鞠莉の家に忍び込んだダイヤと果南。

鞠莉に見つかった果南は戸惑いながらも鞠莉に言ったのだった。

 

そして今、そのときと同じ笑顔で、振り上げた右手をゆっくりと下ろして、果南は鞠莉に微笑みかけた。

「ハグ、しよ。」

お互いにすれ違っていたことに気づき、果南と鞠莉は泣きながら抱き合い、誤解が解けたのだった。

 

ダイヤは2人を頼むと千歌に言うと、じゃあダイヤもいてくれないと、と千歌は食い下がる。

生徒会の仕事が、とダイヤは言うが、千歌は果南、鞠莉と、6人もいるから大丈夫という。

そこにルビィが、親愛なるお姉ちゃん、ようこそAqoursへと言いながら、ダイヤに衣装を渡す。

 

沼津の夏祭りで、3年生を含めた9人の新生Aqoursとして披露した「未熟DREAMER」は、かつて果南が部室のホワイトボードに書き残していった歌詞だった。

 

イベント後、果南がAqoursか、と呟く。

実は、3年生が活動していた時もAqoursという名前だったのだ。

偶然とは思えない一致だ。

あのとき「Aqours」と砂浜に書いたのは、どうやらダイヤだったようだ。

あんこ
ついに3年生も加入して9人体制!Aqours」を書いたのも誰だったのか分かったし、2年前に活動していた3年生が加入したのはAqoursにとって大きいね。
しいたけ
3年生のすれ違いが解決して、ついに全員揃ったね。これからの活躍が楽しみになってきたよ!

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期9話】の考察

① 関係性

#2の考察にも書いたが、1年生の先の関係が2年性、2年生の先の関係が3年生、と酒井監督は話している。

誰と誰が直接的に重なるということはないが、外から転校してきた鞠莉は、2年生では梨子が、1年生ではわざわざ沼津から登校する善子がそれぞれ部分的に重なっているといえる。

 

鞠莉に積極的に関わる果南と、見つかってしまうと心配するダイヤ。

梨子にスクールアイドルになろうと誘う千歌と、幼馴染の曜。

善子が周りから浮かないために協力する花丸と、その親友のルビィ。

 

果南と鞠莉は、仲が良いから本音を言えず、すれ違うことになってしまった。

ダイヤは、そんな鞠莉と果南のことが大好きだから心から心配し、2人の間を取り持つことになった。

 

#8では、千歌は仲が良いために曜に弱音を吐けず、心配をかけてしまった。

1年生では、善子はいつもムードメーカーとして明るく振舞っているが、花丸もルビィも善子が慰めようとしてくれていることには気づいているものの、2人への思いを直接話している様子はない。

(性格も含めて)馴れ合いにはなっていない(ならないだろうが)ものの、1、2年生だって、誤解からすれ違いが生まれる可能性は十分にある。

特に年頃の女子が3人集まれば、表面的に仲が良くても実は険悪な2人と、誰か1人が板挟みになってしまうというパターンは少なくない。

その中でぶつかり合ってでも誤解を解こうとし、わかり合おうとしている3年生の姿を見て、下級生たちはどんなことを感じたのだろう。

きっと千歌と梨子は#8で弱音を吐けなかったことを思い出しているのではないか。

善子は普通の自分を演じようとしたり、堕天使になろうとしている自分を受け入れてくれるメンバーのことを思っているのかも知れない。

 

「完全新作劇場版&4th LIVE特別応援増刊号 第1弾」のありしゃがThank you, FRIENDS!に込めた思いを語っているところでは、それぞれの学年で他の2人を引っ張ったり結びつけたりしたメンバーが、メロ部分で主になって歌っているということを話している。

1年生はルビィ、2年生は千歌、3年生はダイヤである。

ダイヤはこれまでずっと真実を言えずにいたが、鞠莉と果南の誤解を解き、2人をもう一度結びつけるために鞠莉に全てを打ち明ける。

Thank you,FRIENDS!のパート分けになる所以の回がこの#9だった。

② 歌詞に込めた思い

回想シーンで果南がホワイトボードに書いていた歌詞は、未熟DREAMERの歌詞だったことはもはや有名である。

では、果南はどんな思いで歌詞を書きながら、スクールアイドルを辞めたのだろう。

 

もちろん、誤解が解けた後で読み返すと、3年生の思いが伝わってくる。

お互いのことを心配していたからこそ相手を傷つけてしまったこと、今はもう違うということ、1つの夢へと手を取り合っていくことが、伝わってくる。

 

ただ、果南はこの歌詞(全部ではない可能性が高いが)をスクールアイドルを辞めると言う直前まで書いていたのだ。

1年生の間に書いた歌詞で確認できるのは、

そう言葉すら足りない故に
悲しかったの
きっと傷つけたね
いまは隠さないから
夢の海を泳いで行こうよ
でも楽しくなるはずだよ
これからなんだね
でも楽しくしたいホントに

以上のフレーズだ。

 

果南は去り際に留学の話を鞠莉にしている。

怪我のことについては触れていなかったが、鞠莉の将来のことを心配し、果南なりに伝えていた。

 

しかし「言葉すら足りない」というのは、怪我の悪化や卒業後のことを心配しているのを、言葉以外でも伝えられなかった。

例えば怪我だったら練習の段階からもっと鞠莉のケアをできたとか、鞠莉のために別のフォーメーションを提案できたのではないか。

それを言い出せなかった果南とダイヤは責任を感じてしまっていた、というのは2人の性格から十分にありえそうだ。

「きっと傷つけたね いまは隠さないから」はせめて最後に留学のことに触れることで、不器用ながらも「隠さない」としたのだろう。

だが、結果的にそれはまだ本当の意味で「隠さない」で、本音で話をすることに至らずに「傷つけた」ことになってしまったというのならば皮肉でしかない。

 

「夢の海を泳いで行こうよ」も、果南にとって鞠莉の卒業後の進路こそが「夢の海」で、そこに向かって「泳いで行こうよ」と突き放しながらも応援したい、ということの表れにも思える。

 

そこから「でも楽しくなるはずだよ」のフレーズは、明らかに歌詞の前後関係が繋がっていない。

そこで完成した歌詞に目を向けると、その間に「 今日の海を…! どんな未来かは 誰もまだ知らない」と入っている。

「どんな未来かは 誰もまだ知らない」ならば前後関係が一応繋がりそうだ(全く別の歌詞(没歌詞)の可能性もあるが、だとすると考察のしようがないのでここではそれは考えないことにする)

 

そこから描写されている後半の歌詞を繋げてみる。

夢の海を泳いで行こうよ
どんな未来かは 誰もまだ知らない
でも楽しくなるはずだよ
これからなんだね
でも楽しくしたいホントに

こうなると、鞠莉は留学をずっと断ってきたが、それを後押ししたい果南の思いが見えてくる。

行ってみたらきっと楽しい未来が待っている。

そして果南とダイヤはスクールアイドルを辞めても「これから」もずっと鞠莉のことを待ち続けている。

だからスクールアイドルという形にこだわる必要はなかった。

留学から帰ってきたら、そこでもまた3人でまた「楽しくしたいホントに」、楽しい未来を未来を作っていけるはずだ。

そんな果南の思いが込められていた、鞠莉を送り出すための最後のメッセージだったのかも知れない。

③「Aqours」に込めた思い

最後の最後で「Aqours」と浜辺に書いたのがダイヤだったことが判明した。

「Aqours」と書いた時のダイヤの表情は、#3のライブ後に千歌たちに厳しい言葉を浴びせたダイヤとは思えないほど、優しい表情をしている。

やはりダイヤもスクールアイドルへの未練があり、練習をしている千歌たちを見る中で、3年生たちが活動していたときのことを思い出していたのだろう。

 

ダイヤが「Aqours」という名前を書いたのは、懐古の思いはもちろん、自分たちがこえられなかった壁を千歌たちに超えてほしいという願い、そしてその名前を引き継がせることで、鞠莉と果南の誤解を解いてスクールアイドルとして立ち直ることでもう一度仲直りをしてほしいというメッセージを込めたのではないだろうか。

 

ダイヤにとって、スクールアイドルは憧れであり、目指すべき目標であった。

しかし、鞠莉と果南と一緒に活動することに大きな意味があったのだろう。

だからこそ、ダイヤと果南は鞠莉を勧誘し、鞠莉が去った後もスクールアイドルをしなかった。

 

後輩に「自分たちのような思いをさせたくなかった」というのも、スクールアイドルとしての挫折をさせたくなかったということ以上に「スクールアイドルのせいで、仲が良かった友達を失う」という経験をしてほしくなかったと捉えることもできる。

アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」【1期9話】の感想

今回の考察は、今まで以上に「物語からみる人生訓」になってしまった。

しかし、夢に向かっていくこと、そのために友達としてどうするのかということ、すれ違った時にどうするのかということなど、3年生の過去から現在に至るまでの物語は、誰にでも人生のどこかに同じような経験をしたことがあり、どこかの場面の誰かの心を理解して、自分自身を重ねることができる回だったのではないか。

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