ラブライブ!公式サイトが乗っ取りの被害に遭い、話題になっています。
HPにアクセスするとテキストが表示されてしまい、これまでのサイトに進めません。
一方で運営側に対して冷ややかな目線を送る声も見られます。
ラブライブ!公式サイトのハッキングが判明!
ことは4月5日の午前2時頃にファンからの報告で発覚しました。
調べてみると、午前1時18に情報が更新され、ドメインが本来の「SUNRISE INC.」から全く別の人のものになってしまっているようです。
ラブライブ!公式は午前3時半にツイートしました。
現在『ラブライブ!』シリーズ公式サイトにおきまして、ページ内容を改ざんされるトラブルが報告されています。
現在原因究明中ですが、閲覧者に悪意のある仕掛けを施されてしまう可能性がありますので、無闇なアクセスはお控え頂ますようお願いします。— ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) April 4, 2019
そして公式ページからは「60秒後に〇〇に転送されます」(○○は他のアニメ作品の公式サイト。画像では艦これ)と飛ばされてしまいます。
ラブライブ!公式サイトのハッキング犯行集団(犯人)は誰?
実行犯からのメッセージがテキストとして表示されていますが、今のところ実行したのは「キュアメロディ好きのポケモントレーナー」という名前しかわかっていません。
ただ、乗っ取られた後の公式のソースをみる限りでは、非常にシンプルなものになっています。
https://twitter.com/Odango_P/status/1113929960131948544
また、サイトのテキスト文には以下のように書かれています。
ドメイン申請を許可されたということは厳密に「不正な乗っ取りをした」ということになるわけでもありません。
移管オファーを行い元所有者が移管オファーを承認しただけだった
このことから、「どんな形かは不明だが、人為的なミスのためにドメインの所有権が外部のドメインリクエストを承諾してしまい、他人に移管されてしまった」とみられています。
簡単なホームページ運営の知識があればできてしまうものです。この程度の知識や技術ならば、誰でもできそうです。
他のアニメとのコラボも考えられますが、
- エイプリルフールネタ後すぐということ
- ソースの稚拙さ
- 飛ばされる他作品が複数あること
- 公式がアクセスを控えるようにツイートしていること
からその可能性も低そうです。
ラブライブ公式サイトのハッキング被害額も調査!
今回のハッキングにより、具体的な被害額は明かされていません。
現時点で「(今回のことで)ウイルスに感染した」などのことは報告されていませんが、今後どうなるかわかりません。
ただ、これまでのラインアカウントの乗っ取りやモンハン公式サイトの乗っ取りなどの事例から考えると、乗っ取りによるものだけで被害は数百万万円は下らない可能性があります。
また、「人為的なミスによりリクエストを承諾してしまった」という事実をみると、公式は渡ってしまったドメインを正式な手続きで買い戻すか、新たにドメインを作らなければなりません。
正式な手続きで買い戻す場合にはその費用がかかりますし、ドメインを新規に作るにしてもただではありません。
トータルで考えると、これからまた正常にサイトを運営していき、同じことを繰り返さないためには、1千万円相当の金額がかかることになりそうです。
まとめ
現在の運営は「悪意のある不正な仕掛けを施される可能性がある」として、サイトへのアクセスは避け、今後のことはツイッターで報告することをアナウンスしています。
今後の状況につきましては本公式Twitterにてお伝えさせていただきます。
いつも応援して頂いている皆様にはご迷惑をお掛けし心苦しい限りですが、何卒、宜しくお願い致します。— ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) April 4, 2019
公式は応急処置的な対応として、原因究明までは以下のサイトを使うように呼びかけています。
http://www.sunrise-inc.co.jp/lovelive/
『ラブライブ!』シリーズ公式サイトページ内容改ざんに関しまして、ご迷惑をおかけしまして大変申し訳ございません。
現在原因を究明しておりますが、それまではプロジェクト立ち上げ当初に使用しておりました「 https://t.co/CFaOU7fy5I 」をご覧頂きますようお願いいたします。(続く) #lovelive pic.twitter.com/4m1codU3yH— ラブライブ!シリーズ公式 (@LoveLive_staff) April 5, 2019
サンライズ公式HP
http://www.sunrise-inc.co.jp/
ただ、公式サイトのテキストから指摘されている通り、第三者によるリクエストを承諾してしまった運営側に大きな落ち度がある、という見方が強いようです。
それでも犯人がしていることは明らかに犯罪です。
運営側が犯人を特定した場合、請求額など、相当なものになると思われます。